YouTube データ保存に関する法的リスク分析
エグゼクティブサマリー
subseek は youtube-transcript-plus(非公式 Innertube API を利用する OSS ライブラリ)で YouTube の字幕を取得し、Turso / Meilisearch に保存して検索サービスを提供する。YouTube Data API v3 は動画一覧の取得に のみ使用し、字幕取得には使用していない。ツール自体の公開は合法だが、ToS 違反や著作権侵害の法的責任はツールではなく**サービス運営者(subseek)**が負う。
リスク総合評価
| リスク領域 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| YouTube ToS 違反 | 高 | スクレイピングは明示的に禁止されている |
| robots.txt 違反 | 中〜高 | /watch が Disallow されている |
| 著作権侵害(手動字幕) | 中 | 言語の著作物として認定される可能性あり |
| 著作権侵害(自動生成字幕) | 低〜中 | 機械生成物だが音声内容の著作権は残る |
| 不正アクセス禁止法 | 低 | 認証不要の公開データが対象 |
| DMCA 対応不備 | 中 | 指定代理人未登録ではセーフハーバーを失う |
最優先対応事項
- DMCA テイクダウン対応フローの整備(セクション 7)
- 利用規約・免責事項の整備(セクション 6)
- チャンネルオーナーのオプトアウト機能の実装(セクション 6)
1. YouTube 利用規約の関連条項
1.1 YouTube ToS「許可と制限事項」
YouTube の利用規約は以下を明示的に禁止している。
| 禁止事項 | 内容 |
|---|---|
| 自動化ツールによるアクセス | ロボット、ボットネット、スクレーパ等による本サービスへのアクセス |
| 技術的保護手段の回避 | コンテンツのコピーまたはその他の利用を防止・制限する機能の回避 |
| コンテンツの複製・保存 | YouTube の書面による許可なしの複製、ダウンロード、配信等 |
例外規定: 「公衆が利用可能な検索エンジンが robots.txt ファイルに従い、公開されている検索可能なインデックスを作成するためにスパイダーを使用すること」は許可される。ただしキャッシュやアーカイブ目的は除く。